車やバイクでソロキャンプに行くときのパッキングで、私が意識している5つのポイントをまとめました。
私はできるだけ荷物を小さくまとめたいと思っています、大きいと持ち運びがめんどくさくて。
なので車だろうがバイクだろうが徒歩だろうが、基本的にバックパック1つに荷物を収納しています。
登山をするわけではないので、ものすごく丁寧にパッキングをしているわけではありません。
ただ愛用のプレデター30というバックパックは容量が多くはないので、できるだけ小さくまとめられるようには意識しています。
バックパックを背負って長時間歩くという方は、登山のパッキングを参考にするといいかと。
1.スタッキングでスペースを有効活用
キャンプ道具たちをスタッキングすると、限られた積載スペースを有効活用できます。
スタッキングとは、マトリョーシカのように重ねて収納することです。
たとえば、トレック900(クッカー)のなかに、ジュニアコンパクトバーナーをすっぽりとスタッキング可能。
しかしトレック900とバーナーの間にはまだスキマがある…
ということで、さらにこのスキマにコーヒーをスタッキングしてみました。
別の例。
トレック900にマグカップとランタンとコーヒーをスタッキングしてみると…
このようになります。
「こんなにちまちま積載スペースを作ったってそんなに変わらないよ」
と思っていた時期が私にもありましたが、実際にソロキャンプに行ってみると意外とバカにならないんですよね。
とくにバイクやバックパックのように積載量が限られていると、スタッキングは超重要だと思います。
2.圧縮してできるだけコンパクトに
スタッキングは限られた積載スペースを有効活用する方法でしたが、そもそも荷物を小さくすることも大事です。
「コンパクトなキャンプ道具を選ぼう」という意味ではなく、「手持ちの道具を小さく圧縮しよう」という意味。
たとえば、クッカーのような硬いものを小さくすることはできませんが、寝袋のようなフカフカしたものなら圧縮してコンパクトにできます。
寝袋に付属してる収納袋には圧縮機能がついているものがあるので、その圧縮機能を使えば、かさばる寝袋をコンパクトにすることが可能。
手持ちの収納袋に圧縮機能がついていなくても、別売りのコンプレッションバッグを使って寝袋や衣服を圧縮するという手もあります。
サイズ的に寝袋は厳しいですが、衣服ならジップロックでも圧縮できますよ。
衣服をジップロックに入れて空気を抜きながらジップを閉めてやれば、真空パックのできあがりです。
圧縮する用途以外にも、1日履いたあとの下着を入れると匂いが漏れてこないので、着替えをジップロックに入れて持っていくのはおすすめ。
100均のジッパーがついたビニール袋は薄すぎてすぐに穴が開くので注意、使えないことはないけど。
逆に圧縮しないという方法もあります。
バックパック内にできたわずかなすきまに着替えをねじ込むと、スペースを有効活用できます。
この方法もおすすめ。
3.パッと使いたいものは取り出しやすいところに
スタッキングで積載スペースを有効活用、圧縮して荷物をコンパクトにまとめたら、あとはバックパックに荷物を詰めていきます。
なにも考えずテキトーな順番で詰めてしまうと、使い勝手の悪いパッキングになってしまうので注意が必要。
コツは「パッと使いたいものは取り出しやすいところに収納すること」です。
たとえば、キャンプ場までの道中で食材を買い出しするとします。
にも関わらず、サイフをバッグの奥底に入れてしまったら、取り出しにくくて仕方がないですよね。
サイフを取り出すには、一度ほかの荷物を取り出さないといけないので、ものすごくめんどくさい。
サイフはバッグのいちばん上やジャケットのポケットとかに入れとくと取り出しやすいです。
また「キャンプ場に着いて最初になにをするか」も考えとくのもおすすめです。
まずテントを設営するならテントを取り出しやすいところに、さきに昼ごはんを作るなら料理道具を取り出しやすいところに…ってな風にパッキングできるので。
パッと使いたいものは取り出しやすいところに、使わないものはバッグの奥底に収納すると、使い勝手がいいパッキングになります。
4.テトリスの要領でスキマを埋めていく
使わないものを下に、使うものを上に置くだけでは不十分。
テトリスの要領で、細かいスキマを埋めるようにパッキングしています。
スキマを埋めるようにパッキングすることで、とうぜん積載スペースの有効活用になります。
バイクやバックパックキャンプだと積載容量が少ないので(車と比較すると)、ちまちまスキマを埋めていくことが大切。
またスキマを埋めていくと、荷崩れ防止にもなります。
スカスカにパッキングすると、荷物が動いてガチャガチャとうるさいんですよね。
※上の写真はわかりやすいように極端にスカスカにしました
ペットボトルとカセットボンベの周囲にほかの荷物を当てはめていくと、ガチャガチャすることはないです。
ガラスなどの割れ物の周りに寝袋や着替えなどを配置すると、保護剤や緩衝材代わりにもなります。
5.余剰スペースを残す
余剰スペースを残してパッキングすることも心がけています。
出発時に余剰スペースを残してパッキングしてあると、撤収時にちょっとテキトーにパッキングをしても荷物は収まるので気持ち的に楽。
行きより帰りのほうがパッキングが雑になってしまうのですよ、めんどくさくて。
余剰スペースがあると、キャンプ場までの道中で急遽食料を買い足しても対応できますね。
まあ車なら余剰スペースだらけのはずなので、気にする必要はないです。
キャンプツーリングの場合
上述した5つのポイントに加えて、注意してる点をかんたんにまとめると以下の3つ。
1.重いものは体側に寄せる
2.スキマを埋めて荷崩れ防止
3.雨対策
1つずつご紹介します。
関連記事>>>バイクキャンプツーリングでリュックを楽に背負う方法!コツは肩紐をゆるめず荷重を預けること
1.重い荷物は体側に寄せる
水やテントなどの重いものを体に近いほうにパッキングすると、コーナーで安定するような気がします。
体から離れたところに重い荷物をパッキングすると、ちょっとした2人乗りに近い操作感になるんじゃないかと(私は原付なので2人乗りしたことないですが)。
2.スキマを埋めて荷崩れ防止
また、この記事の「4.テトリスの要領でスキマを埋めていく」でも書いたように、荷崩れを防ぐためスキマを作らないようにパッキングします。
たとえば、2Lの水がコーナリングのたびにバッシャバッシャと動いたら危ないですよね。
下手をしたらバランスを崩して転倒するかもしれません。
3.雨対策
雨対策にしてることは、濡れて困るものはあらかじめビニール袋に入れること。
寝袋や着替え、サイフとか。
※雨が降る可能性が低ければ対策しないことも多い
ビニール袋に入れると、ゲリラ豪雨にあってバックパックがどんなに水浸しになったとしても、中身は濡れないんです。
防水性が高い積載装置を利用しているなら問題ないんですが、私が愛用しているプレデター30というバックパックは、防水性能が低いんですよね。
なので、ビニール袋を使って内側から防水対策をしています。
防水目的でジッパー付きのビニール袋を使うなら、100均のものよりジップロックがおすすめ。
100均は薄くてすぐに穴が空きます。
いっそのこと防水バッグをバッグインバッグのように仕込んでもいいかなあ。
ソロキャンプのパッキングまとめ
☆ソロキャンプのパッキングで意識している5つのポイント
1.スタッキングでスペースを有効活用
2.圧縮してできるだけコンパクトに
3.パッと使いたいものは取り出しやすいところに
4.テトリスの要領でスキマを埋めていく
5.余剰スペースを残す
☆キャンプツーリングのパッキングで意識している3つのポイント
1.重いものは体側に寄せる
2.スキマを埋めて荷崩れ防止
3.雨対策
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