私は東ドイツ軍コンバットバッグをサイドバッグとして代用しているんですが、これがなかなか使い勝手がいいんですよ。
バケツのように水を汲めるほどの防水性能を持っていて、しかもバイクへ取り付けしやすい位置にループがついています。
まるでバイクのサイドバッグとして生まれてきたかのようなバッグです。
しかも安い。
もちろん欠点はあるんですが、価格を考えると検討する価値のあるサイドバッグだとおもいます。
デザインに癖があるので、「ふつうのサイドバッグは飽きた」って方にも合いそう。
安くても完全防水だから中身が濡れない
バッグの裏地がビニールになっているので、雨に降られても中身は濡れません。
キャンプツーリングで使うなら、寝袋や食料など、濡れたら困るものを収納するといいですね。
突然ゲリラ豪雨に打たれても、中身が濡れることはないので安心。
ためしにバッグのなかに水を入れて漏れるか検証してみたところ、水漏れは一切ありませんでしたよ。
コンバットバッグの外見は同じでも、
・裏地がコットン
・裏地がビニール
の2種類あるので注意。
防水機能が必要なら、裏地がビニールのものをお選びくださいませ。
ループの配置が絶妙でバイクに取り付けやすい
コンバットバッグというバッグにもかかわらず、サイドバッグとして生まれてきたんじゃないかってほど、バイクに取り付けやすいです。
付属のベルトが丈夫そうなことにくわえて、バイクに取り付けるためのループが多いんです。
・上に6箇所
・下に4箇所
・左右に1つずつ
これだけのループがあるので、工夫次第でいろんなバイクに取り付けられるとおもいます。
左右に1つずつループを活用すれば、サイドバッグの横ブレも抑えることができますね。
積載容量は約10L
・縦28cm
・横31cm
・マチ13cm
容量は約10Lといったところ。
めちゃくちゃ大きいわけではないです。
ですがキャンプツーリングで、
「キャンプ道具を収納するとキャンピングシートバッグ2がパンパンだなあ。あとちょっと積載容量があればいいなあ」
ってときにコンバットバッグはちょうどいいとおもいます。
ふだんからサイドバッグを使わないライダーは、キャンプツーリングのためだけにサイドバッグにお金をかけるのに抵抗があるかもしれませんが、コンバットバッグぐらいの価格なら手を出ししやすいのではないかと。
3つの欠点
私はトータルで考えるとコンバットバッグをかなり気に入っているんですが、もちろんいいところばかりではなく以下の3つの欠点があります。
1.開閉がめんどくさい
2.匂いがきつい
3.デザインの好みが分かれそう
1つずつ順番にご説明します。
1.開閉がめんどくさい
コンバットバッグの開閉方法はベルトです。
これがちょっとめんどくさいんですわ。
内ふたもベルトなので、これまためんどくさい。
バイクで走行中に中身が飛び出さないという安心感はあるんですがねえ。
ボタンやファスナーならパッとものの出し入れをできてよかったのに…。
私がおこなっている対策は、出し入れの頻度が少ないものを収納することです。
開閉がめんどくさいのなら、開閉の回数を少なくするしかありません。
キャンプツーリングなら、自宅からキャンプ場まで取り出すことがないであろう寝袋や着替えなどを収納することが多いです。
マジックテープとか張り付けて、開閉しやすいようにカスタムしようかな。
2.匂いがきつい
旧東ドイツの時代のバッグなので、それなりに年季の入った匂いがします。
なんか小学生のころに使ってた粘土みたいな。
個人的にはそこまで嫌な匂いとはおもわないんですが、匂い自体が強めなので敏感な方は気になるかと。
まあ使っているうちにいつの間にか匂いは気にならなくなったので、匂いにかんしては時間が解決してくれるとおもいます。
3.デザインの好みがわかれそう
コンバットバッグはいわゆる軍モノなので、デザインの好みはわかれそうです。
一般的な迷彩柄ではなくレインカモというのがまた好みがわかれそうなところ。
「機能は気に入ったけど色柄だけが気に入らない」
って場合は、いっそのこと染めてしまうのもアリ。
ためしに黒色で染めてみたところこんな感じになりました。
※染料はダイロンマルチのエボニーブラック1袋
染めても柄は透けてみえますが、かなり印象が変わったんじゃないですかね?
オリーブグリーンに染めて、コンバットバッグのミリタリー感を活かすのもおもしろそうです。
ちなみにコンバットバッグは中身が空だとフニャっとしているので、100均でサイズの合うケースを入れてやると、ビシッとかっこよくなります。
防水サイドバッグまとめ
・完全防水で中身が濡れない
・バイクに取り付けやすい
・開閉がめんどくさい
・匂いがきつい
・デザインの癖が強い
一見するとデメリットのほうが多いんですが、忘れちゃならないのはその価格。
バケツのように水を汲めるほどの防水性能を持ちながら、送料込みで2000円以内で購入できます(2019年7月現在)。
両サイド合わせても4000円以内におさまりますから、コスパはいいんじゃないでしょうかね。
もしサイドバッグを装着するときは、サイドバッグサポートと合わせて使うことをおすすめ。
私が横着してサイドバッグサポートなしで使ってたら、見事に穴が空いて防水性能を失いましたから。
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