この記事では、「ヘキサゴンウッドストーブ×アルコールバーナー」の5つのメリットと燃費の悪さについてご紹介します。
ヘキサゴンウッドストーブをアルコールバーナーの風防&五徳として使うことは有名ですが、燃費が最悪というおおきな欠点があります。
ただしアルコールバーナーをメインではなく、サブとして使うのであればそこまでおおきなデメリットにはなりません。
私もヘキサゴンウッドストーブをアルコールバーナーを風防&五徳として使用しています。
夜は焚き火、朝は静かにアルコールバーナーでコーヒーを淹れるのが好きなんです。
5つのメリット
ヘキサゴンウッドストーブをアルコールバーナーの風防&五徳として使うことのメリットは5つ。
1.燃料切れになったら小枝で調理ができる
2.消火蓋が使える
3.足場が安定する
4.地面への影響が少ない
5.なくさない
1つずつご紹介します。
燃料切れになったら小枝で調理ができる
ソロキャンプ中にアルコール燃料を切らすと、調理ができません。
しかしヘキサゴンウッドストーブはその名の通りウッドストーブなので、そこら辺に落ちている小枝を燃料にすればOK。
アルコールの予備を持ち歩く必要が無いので、軽量化になります。
「燃料が切れたら小枝を燃やせばいいか」と、必要以上にアルコール切れの心配をしなくていいので、ソロキャンプを楽しむことに集中できます。
消火蓋が使える
アルコールバーナーと五徳の距離が離れているので、消火や火力調整蓋が使えます。
たとえばエバニューのチタン五徳は十字型なので、消火蓋を使うときはクッカーや五徳をどけないといけません。
ヘキサゴンウッドストーブの場合は、クッカーを載せたまま消火や火力調整ができます。
足場が安定する
ヘキサゴンウッドストーブは足がついているので、大きめのクッカーを載せても安定感があります。
エバニューのチタン五徳のようにアルコールバーナー自体が土台になると、大きめのクッカーを載せたときアルコールバーナーがひっくり返りそうで気を使うこともありました。
安定感という意味で、ヘキサゴンウッドストーブは安心できます。
地面への影響が少ない
ヘキサゴンウッドストーブには足がついているので、そのぶん地面と距離ができます。
アルコールバーナーを直置きして使ったときの地面へのダメージはどの程度かわかりませんが、ヘキサゴンウッドストーブなら芝生の上でも使えます。
なくさない
エバニューのチタン五徳のような小さいものだと、ついうっかりなくしてしまいそうになりますが、ヘキサゴンウッドストーブをなくしそうになったことはありません。
エバニュー五徳は、キャンプ中はもちろん家での保管にも困ります。
スマホよりかなり小さいので、保管場所を決めても見つけにくい…
かといってテーブルの上など目につくところに置いておくと邪魔になるんですよね。
その点ヘキサゴンウッドストーブはエバニュー五徳とくらべると面積があるので、なくす心配が少ないです。
ヘキサゴンウッドストーブは五徳と風防を兼ねているので、エバニュー五徳より大きいのは当たり前ですが。
圧倒的デメリット:燃費が悪い
ヘキサゴンウッドストーブのいちばんのデメリットは燃費の悪さ。
500mlの水を沸騰させるまでにかかった時間と消費アルコール量を計測して、火力と燃費を検証しました。
検証結果は以下の表をご覧ください。
ヘキサゴン | EBY253 |
EBY258 |
|
沸騰 | 10分10秒 | 15分39秒 | 10分2秒 |
消費 | 40ml | 27ml | 32ml |
気温 | 17.3℃ | 18℃ | 17.8℃ |
水温 | 11.6℃ | 12.9℃ |
12.3℃ |
※トランギアのアルコールバーナーで検証
ヘキサゴンウッドストーブは火力(沸騰)がめちゃくちゃ強いわけでもないのに、燃費(消費)が圧倒的に悪いです。
検証の詳細は「トランギアのアルコールバーナーの火力と燃費を検証してみたら意外な結果に」で書きました。
ただ個人的には、燃費の悪さはそこまで気にしてません。
サブとして使うなら問題なし
ヘキサゴンウッドストーブを風防&五徳に使うと燃費が悪いですが、ちょっとお湯を沸かすだけなど、メインではなくサブとして使うならデメリットの影響はそこまで大きくありません。
もちろん長期的にみると出費は増えますが、家のガスコンロみたいにしょっちゅう使うわけではないですし、そもそも趣味でやってることなので多少出費がかさんでも楽しい道具を使えばいいかと思います。
いくら燃費が悪かろうと、ヘキサゴンウッドストーブは洗練された無骨さがありかっこいいので使いたくなりますぜ。
燃費の悪さを許容できるのであれば、ヘキサゴンウッドストーブも風防&五徳として使いやすいですね。
まとめ:「ヘキサゴンウッドストーブ×アルコールバーナー」
☆5つのメリット
1.燃料切れになったら小枝で調理ができる
2.消火蓋が使える
3.足場が安定する
4.地面への影響が少ない
5.なくさない
☆圧倒的デメリット
・燃費が悪い
☆出費がかさんでも好きな道具を使ったほうが楽しいと思うよ
私はソロキャンプで、おもに焚き火を中心に調理をしています。
夜はヘキサゴンウッドストーブを手のかかる焚き火メインで、静かな朝はアルコールバーナーの風防&五徳としてコーヒーを淹れています。
個人的にこの使い分けがしっくりきていて、「1台で2度おいしい」感がたまりません。
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