ダナーフィールドとダナーライトの違いをお問い合わせしたのでご紹介します。
違いをざっくりとまとめたのが以下の表。
フィールド | ライト | |
ゴアテックス | 搭載 | 搭載 |
レザー | フルグレイン | フルグレイン |
ソール | ビブラム | ビブラム |
価格 | 25000円 | 55000円 |
生産国 | ベトナム | アメリカ |
ナイロン | 1000D | コーデュラ |
インソール | オーソライト | なし |
靴紐通し | 穴 | フック |
太字にしている項目は、ダナーフィールドとダナーライトで違いがある点です。
※基本的にダナーから伺った内容をお伝えしていますが、一部そのほかの記事から参考にしている箇所があります(参考にした記事のリンクを貼っている)。
※記事内のブーツの画像はすべてダナーフィールド
公式サイト>>>Danner
関連記事>>>ダナーフィールド1年間着用レビュー!街と自然をつないでくれる好きなブーツ
3つの共通点
ダナーフィールドとダナーライトの共通点は3つ。
1.ゴアテックス搭載
2.フルグレイン防水レザー
3.ビブラムソール
順番にご紹介します。
1.ゴアテックス搭載
ダナーフィールドもダナーライトもゴアテックスが搭載されています。
上の画像のダナーライトのように川のなかを歩いても浸水せず、靴下はカラカラで快適。
※水に長時間入らないほうがいいとはおもう
しかし同じゴアテックスといっても「ダナーフィールド」、全天候型ブーツの傑作「ダナーライト」の魅力を半額以下でによれば、こまかい違いがあるみたいです。
ゴアテックスを貼り付けたライニングを靴下のような形状にすることで防水性を高めた「ダナーライト」に対して、「ダナーフィールド」のライニングは通常の防水登山靴と同じ筒型。靴底中央部分にはゴアテックスが入っていない。
(中略)
「靴底中央部分にゴアテックスの代わりに、別の防水素材を入れています。さらにアッパーとミッドソールがしっかりと圧着されていますから、水が入ってくることはありません」
ゴアテックスの防水性という意味ではダナーフィールドはダナーライトに劣りますが、代わりに別の防水対策を取っているようです。
ダナーフィールドで雨の外出はもちろん、小川を歩いて渡るなどハードに着用してますが、防水性に不満はありません。
ダナーフィールドがいくら廉価版とはいえ、GORE-TEX社の徹底した品質管理を読めば、ゴアテックス搭載の製品が適当な品質で世には出ないということが感じられます。
2.フルグレイン防水レザー
革はフルグレイン防水レザーという共通のものが使用されています。
ですが「ダナーフィールド」、全天候型ブーツの傑作「ダナーライト」の魅力を半額以下でを読んだところ、革にもこまかい違いがあるようです。
ダナーライトはアメリカの革を使用しているようですが、ダナーフィールドはベトナム付近で調達された革を使用しているそう。
また革の加工の工程もちょっと違うんだとか。
3.ビブラムソール
ソール(靴底)はダナーフィールドとダナーライト共通で、ビブラム社のクレッターリフトというモデルが使用されています。
ダナーフィールドもダナーライトもソールの張替えが可能。
かかとがすり減ってきたら修理できるので、長く履き続けられます。
参考リンク>>>Danner Repair Service
5つの相違点
ダナーフィールドとダナーライトの違いは5つ+α。
1.価格
2.生産国
3.ナイロン
4.インソールの有無
5.靴紐を通すパーツ
+α.その他のこまかい部分
順番にご紹介ます。
1.価格
ダナーフィールドのほうが倍近く安いです。
・ダナーフィールド・・・25000円+税
・ダナーライト・・・55000円+税
なぜこれだけ価格を抑えられた理由は生産国の違い。
2.生産国
ダナーフィールドはベトナム、対してダナーライトはアメリカで製造されています。
これによってダナーフィールドの”25000円+税”という価格が実現できたわけです。
ただダナーフィールドは安かろう悪かろうの環境で製造されているわけではないのでご安心を。
ベトナムの工場はもともとアメリカの軍隊や警察用に配給しているブーツなどを生産している工場で、厳しい試験をクリアしている工場なんだそう。
私はダナーライトを履いたことがないので比較はできませんが、ダナーフィールドの造りが悪いとおもったことはありません。
ナイロン
ダナーフィールドとダナーライトの両サイドにはナイロンが使用されており、このナイロンが違います。
ダナーフィールドは1000D(デニール)のナイロン、ダナーライトにはコーデュラナイロンが使用されています。
コーデュラナイロンは通常のナイロンよりも高強度なのが特徴。
ただダナーフィールドも1000Dという高強度を持ち、引裂きや摩耗に強いナイロンで、コーデュラナイロンに引けを取らないスペックなんだそうです。
参考リンク>>>CORDURA(コーデュラ)って?防水耐久性に優れた生地
インソールの有無
ダナーフィールドにはオーソライトというインソールがはいっていますが、ダナーライトにはありません。
この点にかんしては、ダナーフィールドのほうがアップグレードされているといってもいいのかもしれません。
参考リンク>>>今、最もメジャーなインソール!?「オーソライト」
靴紐を通すパーツ
上の画像のとおり、ダナーフィールドの靴紐を通すパーツはすべて穴になっています。
いっぽうでダナーライトは一部がフック。
以下のように有料で交換できるようなので、自分のスタイルに合わせてカスタムしてもいいですね。
・ダナーフィールドの穴→フック
・ダナーライトのフック→穴
参考リンク
その他のこまかい部分
ほかにも細かい違いがあるとお伺いしたので、かんたんにまとめておきます。
フィールド | ライト | |
靴紐の太さ | 細い | 太い |
ロゴの位置 | ー | ー |
タグ | GORE-TEX | USA |
そのほかにも細かい違いはあるでしょうが、ざっとこんなもんです。
詳細は「まさかの半額以下「ダナーフィールド」と超名作「ダナーライト」の違いについて」が参考になりますよ。
どっちがおすすめ?
ダナーライトを履いたことがない人間の意見ですが、正直どっちでもいいとおもいます。
スペック的にはダナーフィールドもダナーライトもおおきく違わないので、好きなほうを購入されればよいかと。
どちらも街中やキャンプで履くには充分な性能です。
世界で初めてゴアテックスを搭載した靴という歴史的な文脈、Made in USA やデザイン的なこだわりがあるのであればダナーライトがいいとおもいます。
私のようにそこまでこだわりがない場合はダナーフィールドで満足できるかと。
ただの廉価版ではない
ダナーフィールドは「ダナーライトの廉価版」といわれますが、廉価版という言葉が失礼に感じるほどよくできたブーツだとおもいますね。
歩きやすく雨に強い、普段着からアウトドアまで履けて経年変化も楽しめる…個人的には充分。
愛着だって生まれます。
ダナーライトの55000円+税が高すぎて忘れているかもしれませんが、そもそも一般人からしたらダナーフィールドは25000円+税もする高価な部類の靴ですよ。
ただ正直なところ、ダナーフィールド購入前はダナーライトへの引け目みたいなのを感じていました。
「廉価版かあ…」って。
ですがダナーフィールドを履き込んでいると、いつの間にか引け目や後ろめたさのような感情はきれいさっぱりなくなってたんですよね。
私にはダナーフィールドで充分にして最善だった、ということだとおもいます。
ダナーフィールドとダナーライトの違いまとめ
フィールド | ライト | |
ゴアテックス | 搭載 | 搭載 |
レザー | フルグレイン | フルグレイン |
ソール | ビブラム | ビブラム |
価格 | 25000円 | 55000円 |
生産国 | ベトナム | アメリカ |
ナイロン | 1000D | コーデュラ |
インソール | オーソライト | なし |
靴紐通し | 穴 | フック |
ダナーフィールドのレビュー↓
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公式サイト>>>Danner
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