ワークパンツの定番”ディッキーズ874”が好きで3本もってます。
なにが好きかって、そこに気取らないカッコよさがあるから。
カッコつけてないのにカッコいいんですよ。
そこがなんだか色っぽい。
出自がワークウェアにあるからか飾り気がない、だけどカッコよくなっちゃうというか。
ま、私の妄想かもしれませんけどね。
まだ買い足す予定。
3つの好きなところ
冒頭でもすこしお話しましたけど、ディッキーズ874の好きなところは3つ。
1.深い歴史が証明する”いいもの”
2.気兼ねなく穿けるからどこにでも行ける
3.気取らないかっこよさが色っぽい
順番にご説明します。
1.深い歴史が証明する”いいもの”
”874”の歴史は深くて、元をたどると100年近い歴史があるんです。
この歴史の深さがいいものであることを証明しているというか、いいものを穿いているという安心感やワクワク感に繋がってます。
定番すぎて穿きにくいっておもう方もいらっしゃるとおもうんですが、私はむしろ「これ定番だぞ!かっこいいだろ!」っておもっちゃいます。
いいものなんだから、好きに穿けばいいじゃないですかね。
以下にディッキーズの歴史をザッと年表にまとめてみたんで、よろしければどうぞご覧くださいな。
○1922年、Dickiesが誕生
○1923年、874の原型となる「カーキ」の生産が開始
○1941年、たしかな物作りが認められ、第二次世界大戦で政府公認の衣料としてアメリカ陸軍のために900万着以上の制服を生産
○1950年、第二次世界大戦後、石油労働者向けにカーキのワークウェアを売り出すと大ヒット
○1967年、”874”を発表
○1990年代、西海岸のスケーターが丈夫でお手頃価格の874を愛用(ストリートカルチャーブーム)し、ワークウェアブランドだけでなくファッションブランドとしての地位も確立
参考リンク>>>HISTORY Dickies
2.気兼ねなく穿けるからどこにでも行ける
安い!
丈夫!
動きやすい!
3拍子揃ってるおかげで気兼ねなく穿けて気持ち的に楽なんですよね、だからこそどこにでも穿いて行けます。
とびきりおしゃれしたっていい、焼き肉に行ったっていい、バイクの整備や日曜大工に使ったっていい。
私は部屋着や街着、キャンプなどほんとうにいろんな場面で穿いてます。
安いから雑に使える→丈夫だから雑に使ってもかんたんに破れない→しかも動きやすいからいろんな場面で使える
それぞれの要素が相乗効果になってるようなイメージ。
実際に1年ちかくディッキーズ874を愛用して、石油労働者〜スケーターまで幅広く愛される理由がわかった気がします。
ほかの上品なパンツは地面に膝をつくのをためらっちゃうんですが、874の場合は「汚れも味だ」と開き直れちゃう。
気兼ねなく穿けるからこそいろんな場面で使える懐の深さが魅力の1つなんだなあと。
3.気取らないかっこよさが色っぽい
これは私の勝手な妄想なんですが、ディッキーズ874はすごい色っぽいパンツだとおもってます。
イタリア人みたいな”カッコつけたカッコよさ”じゃなくて、”気取らないカッコよさ”が874にはあるんですよね。
なんの変哲もない太いシルエットが自然体でセクシーで色っぽい。
「目についた874とシャツを着ただけなのにカッコよくなっちゃった」みたいな。
もちろんコーディネートしだいでアイテムの印象は変わるとおもうんですが、874自体への印象はこんな感じ。
こんなふうにおもってるのは私だけでしょうけど。
なんかね、ファッションアイテムとしての側面もあるんだけど、ワークウェアらしく”道具”としての一面もあるんですよ。
そこがいい。
”着こなす”っていうより”使う”って言葉が似合う。
うまく表現できないんですが、とにかくディッキーズ874を愛してるんだ!
経年変化は育てるんじゃない、勝手に育つんだ
デニムや革靴みたいに、ディッキーズ874も経年変化を楽しめます。
似たような価格帯のユニクロのデニムも育てられるだろうし物がいいのはわかるんです。
が、ディッキーズというブランドネームを持っているパンツを育てられるのはやっぱりウキウキ度が違います。
それも高校生でも買える値段のパンツで。
「ディッキーズ874の経年変化〜新品と10ヶ月穿き込んだ状態を比較〜」で実際にディッキーズ874を穿き込んで生まれた経年変化をご紹介してます。
デニムや革靴のエイジングにこだわるひとは洗濯回数や穿き方にもこだわるんでしょうけど、私はなにも考えずに適当に穿いてただけ。
革やデニムは育てるっていいますけど、ディッキーズは育てるというより”勝手に育つ”イメージ。
ふつうに穿きたいように穿いたら勝手にできあがった、みたいな。
関連記事>>>ディッキーズ874の経年変化〜新品と10ヶ月穿き込んだ状態を比較〜
ディテール
「ディッキーズ874のディテール〜こまかいパーツにこだわりを感じる〜」にて、874のベルトループの幅やポケットの数などを写真付きでご紹介。
ファスナーのつまみにディッキーズのロゴが入っているなど、けっこうこまかいところにまでお金がかかってます。
それだけのことをして数千円で買えちゃうんだからありがたい。
メンテナンス
ディッキーズ874のメンテナンスはむずかしいことはありません。
毛玉ができたら取ればいいし、汚れたら洗濯機で洗えばOK。
毛玉
874を穿き込むと毛玉ができますが、ニットみたいにたくさんできるわけじゃないんで、神経質になる必要はないです。
なにも考えずにガツガツ着たってだいじょうぶ。
ただし毛玉を放置しすぎると不潔な印象になるので注意。
気になったら取ってあげましょう。
洗い方
ディッキーズ874の洗い方は弱洗いです、たぶん。
この洗濯表示の読み方を調べて出てこないんですよ、いちばん上の”40”って書いてあるマーク。
既存のマークと照らし合わせると、40℃以下で弱洗いっぽい。
参考>>>新・洗濯表示の正しい意味は?
脱水時間は短くてもだいじょうぶです、乾くの早いんで。
体感ですけどふつうの綿100%の服とくらべると3倍早いです(ちゃんと計測してない)。
部屋干ししてるとき、Tシャツは全然乾いてないのに874だけほぼ乾いてるってことがよくある。
スコッチガードは徐々に落ちる
ディッキーズ874にはふせんで有名な3M社のスコッチガードという加工が施されているんですが、洗濯などをすると落ちるものなのでご注意を。
3M社製のスコッチガードを採用。雨によるドロ汚れやシミ汚れ、油汚れなどから衣服を守る繊維防護加工済みで耐久性抜群。
引用:Amazon
スコッチガードは半永久的に続く加工ではないです。
とはいえ、洗濯をしたからといってすぐにすべてのスコッチガードが落ちるわけではないので、そこまで神経質にならなくてもいいとおもいます。
普段履きならスコッチガードが完全に落ちても困ることはほぼないでしょうし。
気になるようでしたら、市販のスコッチガードを定期的に吹き付けてやればいいんじゃないですかね(私は使用したことがない)。
あるいは洗濯の頻度を減らして、消臭スプレーで対応するとか。
参考リンク>>>スコッチガード
165cmの男が穿いたサイズ感
【165cm/60kg/男性】がディッキーズ874を穿いてみたので、サイズ感の参考にどうぞ。
・黒がウエスト29インチ/レングス32インチ(裾上げ済み)
・カーキがウエスト30インチ/レングス30インチ
※レングス・・・丈
ジャストサイズ
【165cm/60kg/男性】の私にとってのジャストサイズは、
・ウエスト29
・レングス30
ってところです。
ウエストは28も入ったんですが窮屈でした。
ウエスト30もベルト無しで穿けるんでジャストといえばジャスト。ただ29インチでも苦しくなかったんで、どちらかというと29インチがジャストサイズかなあと。
レングスは30がちょうどいいですね。
靴を履けば裾上げしなくても裾を引きずらないので、裾にクッションをつけてAラインを強調することもでき、なおかつロールアップで足首を出しスッキリさせることもできる。
レングス32をロールアップして穿いてたこともあるんですが、裾に重量が集中しすぎてかなり動きにくくなりました。
165cm前後のひとがレングス32を選ぶなら裾上げは必須かとおもいます。
私は裁ほう上手という衣類用の接着剤を使って、自分で裾上げしました。
ディッキーズ874まとめ
ディッキーズ874の好きなところ
1.深い歴史が証明する”いいもの”
2.気兼ねなく穿けるからどこにでも行ける
3.気取らないかっこよさが色っぽい
ディッキーズ874は、
「FIT YOU,FIT YOUR JOB(あなたにも、あなたの仕事にもフィットする)」
というディッキーズのポリシーに恥じないパンツ。
むしろ私にとっては、
「FIT YOU,FIT YOUR LIFE(あなたにも、あなたの人生にもフィットする)」
といっても過言じゃないほどです。
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